イタリア軍兵舎を多目的演芸場にリノベーション
軍用施設を改装し新たにイベントスペースとしてオープン
EU連合が資金提供したプロジェクトの一環として、北イタリアのかつての軍の兵舎が「社会活性化ハブ」に生まれ変わりました。
BASIS Vinschgau-Venostaは経済、文化、教育、社会開発におけるアイデアの開発を促進することを目的としており、あらゆる年齢、背景、経験の人々を結び付けるように設計されています。
マルチユーススペースは、包括的でありながら非常に用途の広いAlcons Audioプロリボンオーディオシステムを備えています。
かつてのドゥルーズ軍の兵舎は1937年に開設され、1990年代後半に閉鎖されました。
2020年の夏、長期プロジェクトの完了により、この建物はBASIS Vinschgau-Venostaとして新たな命を吹き込まれました。
Hannes Götsch氏の発案によるもので、劇場、ライブ音楽、映画、クラブナイトなど、さまざまなイベントを開催するように設計されています。
クラス最高品質を選ぶのは自然なことでした
Hannes氏はオーストリアのオーディオスペシャリストであるプロパフォーマンス社の創設者兼オーナーのWolfgang Sauter氏を、ウィーンのクラブシーンでの仕事の時から知っていました。
プロパフォーマンスは要求の厳しいプロジェクトでのWolfgang氏の経験のおかげで、BASISのサウンドと音響コンセプト全体を設計、計画、作成するようにHannes氏から依頼されました。
Wolfgang氏:「Alcons Audioのプロリボンシステムが、アプリケーションの必要なすべての領域で高品質のサウンドを提供できることは非常に魅力的でした。信頼性、柔軟性、そしてクラス最高の品質の為、Alcons Audioを選ぶのは自然な選択でした。」
彼は6台のCRS12GT/90リファレンスサラウンドスピーカー、10台のRR12ポイントソースアレイモジュール、そして9台のVR12マルチユースモニターで構成されるシステムを設計し設置しました。
そして4台のBC543カーディオイドサブウーファーとBF151mk IIコンパクトサブウーファーが、このラインナップを完成させます。
このシステムは9台のSentinel10スピーカーコントローラー/パワーアンプを使用して、完全に制御されています。
サウンドエンジニアのStefan Miglioranza氏:「ライブ環境でセンタークラスターと6つのサラウンドスピーカーをミックスする機会は、あらゆるサウンドエンジニアの創造性を促進します。」
サウンドトラックの再生も、エンジニアの創造的なミキシングも
Wolfgang氏:「ライブ及びシネマサウンドに使用される会場のサウンドデザインに、CRS12GT/90サラウンドスピーカーを使用したのはこれが初めてでした。映画のサウンドトラックのような再生サウンドを非常に詳細に再生するだけでなく、Alcons Audioの柔軟性の高いスピーカーにより、サウンドエンジニアは高品質のライブサウンドをミキシングするときに完全に創造的な自由を得ることが出来、残響と特殊効果を簡単にライブサウンドに統合できます。」
Hannes氏:「音量に関係なく、Alcons Audioプロリボンシステムからのサウンド再生の正確さに、非常に感銘を受けました。」
会場の音響技術者であるPaul Kofler氏:「ステレオイメージングは非常に詳細であるため、目を閉じると、本当に音楽を見ることができます。」