【Special Olympics】 スペシャルオリンピックス開会式
Alcons Audioがスペシャルオリンピックスの開会式に音響システムを提供
2022年6月19日から24日まで、ベルリンでスペシャルオリンピックス全国大会が開催され、20のスポーツ種目で4000人のアスリートが競い合いました。
すべてのオリンピックに言えることですが、参加し、その一員であることが重要です。
このスポーツ・社会的イベントは、国際オリンピック委員会(IOC)に公認されている知的障害者・重複障害者のスポーツ運動のドイツ支部であるスペシャルオリンピックス・ドイツ(SOD)が主催しているものです。
またこの大会は、単なるスポーツ競技を超え、知的障がい者の認知度向上と社会参加にも貢献しています。
Alcons AudioののThe Ribbon NetworkのメンバーであるベルリンのLichtwerk Veranstaltungstechnik GmbHは、開会式の音響を依頼されました。LichtwerkとAlcons Audioのサポートにより、イベントは華々しく幕を開けました。
ベルリン内務大臣Iris Spranger氏によるスペシャルオリンピックスの開会式の後、バンド「Mendecino」が「Hey, what’s up」でオープニングを飾り、スタジアムの雰囲気をヒートアップさせました。
システム構成
サッカーチーム1.FC Union BerlinのホームグラウンドであるStadion an der alten FörstereiにAlcons Audioのプロリボンシステムをセットアップしました。
メインシステムは12対向のLR18コンパクトラインアレイシステムで構成され、非常に高い SPLと遠達性で最高のサウンドを融合しました。
アウトフィルには9対向のLR14コンパクトラインアレイシステムを使用し、ニアフィールドは合計18 台のLR7マイクロラインアレイシステムと4台のVR8モニタースピーカーでカバーしました。
このシステムは、10台のSentinel10と2台のSentinel3によって、駆動及びコントロールされています。
使用機材
コメント
Götz Berge氏 (Lichtwerk Veranstaltungstechnik GmbH マネージングディレクター)
スペシャルオリンピックスでは、音声の明瞭度を可能な限り高めることに重点を置きました。とはいえ、ライブミュージックや間奏の音楽にも対応できるシステムでなければなりませんでした。いつものように、Alcons Audioのプロリボンシステムはここでも素晴らしい仕事をしました。
Markus Engelbergs氏 (Lichtwerk Veranstaltungstechnik GmbHプロダクトマネージャー)
3つのステージへの視覚的な障害(見切れ)を回避し、座席のための最大スペースを確保するために、ディレイタワーは設置されませんでしたが、プロリボンシステムのおかげでギャラリーの90メートル離れた場所でもきっちり音が届きました。クリアな音を提供するだけでなく、その音を遠くまで届けることができるのです。これらのシステムはスピーチの明瞭度に焦点を当てたすべてのイベントや、大きな会場でハイファイサウンドを提供する必要があるクラシックコンサートやポップスのコンサートにおいて、真の武器になります