ウィーンのカルチャーの中心地【Das Werk】
2006年に設立されたDas Werk(ダス・ヴェルク)は、オーストリアのウィーンを拠点とするオルタナティヴアートとカルチャーイニシアチブの拠点です。
有名なグレレ・フォレレとFLEXナイトクラブの間にあるシュピッテラウ地区に位置するダス・ヴェルクは、Alcons Audioプロリボンスピーカーにアップグレードしたウィーンで最新の会場です。
2018年、ウィーンを拠点とするプロパフォーマンス社のWolfgang Sauter氏は、グレレ・フォレレ、FLEX、SASＳミュージッククラブ、ザ・ロフトなどの近隣会場に合わせた、ダス・ヴェルクのオーディオシステムのコンセプト作成を依頼されました。
プロパフォーマンスは以前、これらの会場にAlcons Audioのプロリボンシステムを導入していたため、Alcons Audioは既にウィーンで高い評価を得ていました。
会場の音響上の問題を解決するために選んだシステムとは
Wolfgang Sauter氏：「ダス・ヴェルクは、さまざまなジャンルのライブコンサートとDJイベントの両方で、十分な柔軟性を備えた新しく効果的なサウンドソリューションを必要としていました。問題はステージが部屋の隅にあり、多くの音響上の問題があることでした。その中で利用可能なすべてのソリューションを検討し、3対向のRR12ポイントソースアレイモジュールを選択しました。その結果、ステージ上に不要な音を出すことなく、高精度で統一されたサウンドをリスニング空間全体に届けることが出来ました。」
RR12システムは、RBN602プロリボンドライバーと高出力の12インチウーファーを備えた2ウェイシのステムで、RBN602プロリボンドライバー の自然な指向特性により、水平指向角が30 度に鋭く制御されています。
片側3台で構成するRR12アレイは、ステージセンターにあるサブウーファーアレイと完璧に組み合わさっています。
このカスタムカスタムビルドのサブウーファーもWolfgang Sauter氏による作品であり、部屋全体で均一な低音域が得られます。
Wolfgang Sauter氏：「それは単に物理学に関するものであり、サブウーファーアレイの前にライブバンドやDJがいるにもかかわらず、マイクやターンテーブルに関するハウリングはありません。その結果として得られる正確な低域特性により、RR12に最適な2オクターブの低音を追加できました。」
ダス・ヴェルクのメインシステムとしてRR12をインストールしたことは大成功で、今年プロパフォーマンスはDJモニター用にAlcons Audioのシステムを導入する依頼をされました。
Wolfgang Sauter氏：「ダス・ヴェルクは小さなコーナーステージであるため、強力でありながらコンパクトなシステムを必要としていました。」
プロパフォーマンスは4台のVR5と2台のVR12を設置しました。
これは会場の音響をさらに大幅に改善するとともに、DJやプロデューサー、ダス・ヴェルクのオーディオ技術者であるJosef Sotriffer氏にすぐに気に入ってもらえました。
Wolfgang Sauter氏：「Alcons AudioのVR5やVR12ほど、サウンドの細部を正確に再現するステージモニターはないと断言することができます。高音圧下でも非常に快適に聞くことができます。私が最も驚いたのは、VR5の強度です。サイズが小さいにもかかわらず、ロックやポップ、ソウルバンドのモニターとして見事に機能しています。パフォーマーはプレイするのがとても楽しいはずです。」
オーストリアで最高のクラブに選出
「Alcons Audioは顧客にとって賢明な選択でした。ダス・ヴェルクのスタッフは結果に非常に満足しています。モニターシステムは非常に実用的かつコンパクトで、小さなステージに最適です。また新しく改良されたメインフロアは、パフォーマーと観客を非常に満足させています。導入前に合った問題点は全て改善されており、会場の音響技術者はシステムの最適なコントロールと最大限の柔軟性を得ることができました。2018～2020年にダス・ヴェルクは、オーストリアのオルタナティヴミュージックのラジオ局であるFM4の投票で、オーストリアで最高のクラブに選ばれました。結果は現状を物語っています。」
プロデューサー兼DJのAida Arko氏：「エレクトリックミュージックのコンポーザー兼DJとして、サウンドシステムは私のアジェンダとメッセージを伝える上で重要な役割を果たしています。ダス・ヴェルクの新しいサウンドへの転換は、正しいサウンドとシステムがリスニング体験をまったく新しいレベルに引き上げることを証明しています。」
ウィーンで年間約30公演のクラブナイトを主催する有名なプロデューサーであり、DJ兼プロモーターのGerald Wenschitz氏も、「これはプロのDJの作品を意図したとおりに鳴らせる素晴らしいサウンドシステムであり、可能性は事実上無限大です。これ以上は何も望めません。」と言っています。