カントリーミュージック野外フェスティバル【CMA Fest 2022】

ナッシュビルのカントリーミュージック協会が主催するCMA FESTは、世界最大のカントリーミュージックフェスティバルの1つとされ、アメリカの50州および37か国から数万人のファンが集まります。

2022年のイベントでは、Alcons  AudioのLR24プロリボンラインアレイシステムが、Drペッパーアンプステージで、新旧アーティストによる懐かしいナンバーのパフォーマンスを熱狂的な観客に届けました。

Alcons Audioは現在アメリカのライブオーディオ市場で注目を集めており、ハリウッドとナッシュビルで開催されたLR24のデモンストレーションには、アメリカを代表する多くのツアーサウンドエンジニアが参加して高い注目を集めました。

招待されたゲストの1人は、アリス・イン・チェインズ、ゴッドスマック、アベンジド・セブンフォールド、スティービー・ワンダーなどの顧客を持つFOHエンジニアのエリック・ロジャース氏でした。

エリック・ロジャース氏
「1986年、私が9歳のときに両親は私を初めてコンサートに連れて行ってくれました。そのときの感動は、今でもはっきりと覚えています。今、私はプロのFOHエンジニアとして、36年前に私が経験したような人生を変えるような体験を観客の誰もができるように、すべてのショーをミキシングしています。Alcons Audioの共同創設者であるトム・バック氏と北米のセールスマネージャーである デビッド・ラーン氏に初めて会ったとき、彼らは技術的なスペックについて話し始めることはありませんでした。代わりに彼らは観客の体験や、音楽について話してくれました。自分たちが何を聴きたいかを話したのです。そして、デモを聴いたとき、私がよく知っている音楽なのに、今まで聴いたことのないようなディテールが聴こえました。」

ナッシュビルのデモには、最近テクニカルイベント制作会社DCRナッシュビルに副社長として入社した英国人オーディオエンジニア、ポール・オーウェンも参加していました。

「ポールと彼のチームに会ったところ、非常に感銘を受け、ナッシュビルのコミュニティーに我々のプロリボンシステムの品質を紹介するために協力することに前向きになってくれました」とAlcons Audio北米セールスマネージャーのデビッドは語ります。

COVID-19のパンデミックにより、2年間の中断を経て戻ってきた第49回CMA FESTは、フェスティバルステージの現実世界の環境で、プロリボンシステムの利点を紹介するのに最適な方法でした。

エリック・ロジャース氏とトム・バック氏
LR-24ラインアレイと

DCRナッシュビルがシステムを提供し、トムが エリックとポールのチームと協力してセットアップを行いました。

8対向のLR24/90ミッドサイズラインアレイモジュールをフライングし、BC543カーディオイドサブウーファー6台をステージの前に配置しました。

更に6台のLR18コンパクトラインアレイモジュールをフロントフィルとして使用し、ステージフロント全体をカバーしました。

このシステムは、9台のSentinel10によって駆動および制御されました。

エリック・ロジャース氏:「これまでにいくつものデモを聞いたことがありますが、CMA FESTの前に Alcons Audioのプロリボンシステムを使用したことはありませんでした。今回は屋外で、屋根も反射も制限もない理想的な状況でした。最初の唯一の懸念は、システムが観客エリアの奥行きをカバーできるかどうかでした。入り口はシステムから300フィート(91.5メートル)以上離れていたからです。しかし、LR24はステージ前方から会場の入り口までを完璧にカバーしました。」

カバレッジだけでなく、エリックはシステムの並外れたオーディオ品質にも非常に感銘を受けました。

エリック・ロジャース氏:「ステージ上のアーティストから始まり、ソースマテリアルは指や声からマイク、ミキシングコンソール、そして最終的にLR24 を通過します。システムのパフォーマンスは非常に明瞭だったので、コンソールを通常よりもはるかに細かく使用していることに気づきました。各入力の複雑な調整に本当に集中できました。」

エリック・ロジャース氏:「参加したすべてのゲストミキシングエンジニアは、システムに敬意を表してくれました。私が会ったアーティストマネージャーも、Alcons Audioのプロリボンシステムがアーティストのサウンドをどのように実現したかについて、非常に満足していました。」

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