音楽フェスティバル【Waves Open Air Festival 2022】
ハノーバー近郊のウォーターパーク、ヴェーデマルクで開催されたWaves Open Air Festival 2022は、Alcons Audioのプロリボンシステムのサポートにより、3000人を超える大勢の来場者をユニークなサウンド体験でもてなし、フェスティバルシーズンの幕開けを祝いました。
小規模な環境でイベントが開催された2021年と同様に、Eikemeier Eventsystem社のToto Eikemeier氏は、「メインステージ」と「ディープフォレストステージ」の完全なシステムの構築を再び依頼されました。
House&Techno Festivalは、メインステージでBen Klock、RØDHÅD、VRIL、Nene H、Arman JohnなどのトップDJが、Deep ForestステージでTownship Rebellion、Konstantin Sibold、Pauke Schaumburgがプレイしました。
Eikemeier氏はアレイの計算、システムチューニング及び測定のために、Alcons The Ribbon NetworkのパートナーであるCreativsound社のUwe Biesgen氏を参加させました。
Uwe氏は2004年からAlcons Audioのプロリボンシステムを使用しており、そのノウハウで非常に幅広いアプリケーションをサポートしてきました。
今年のイベントのシステムは、メインステージは20台のLR24プロリボンラインアレイで構成されました。
十分な音圧と遠達性を確保するために、Biesgen氏は片側に8台のLR24/90と2台のLR24/120をセットアップしました。
低音については、12台のBC543カーディオイドサブウーファーで構成されるサブアレイを均等に分配しました。
すべてのシステムは、12台の Sentinel10で駆動・コントロールしています。
FOHエンジニアのPhilip Sterrenbergs氏:「昨年このシステムを初めて聞いたのですが、私の予想以上のサウンドでした。また彼らと一緒に仕事をするのは素晴らしいことです。音はとにかくクリーンで鮮明、後方まで非常によく飛んでいます。ターンテーブルを使用するテクノイベントでは、特にカーディオイドサブは最適です。通常、ターンテーブルの針が飛ばないように慎重にセッティングしなければいけないのですが、Alcons Audioのシステムではまったく問題ありません!また、イベント会場のすぐ後ろの村には、音が全くと言っていいほど届いていませんでした。今回もいつものように、後方減衰は完璧に機能しました。」
Philip氏によると、特にDJには大好評でした。
なぜなら、ステージではモニターからのサウンドがちょうどいい状態で届いていたからです。
メインスピーカーからの回り込みはなく、2台のVR12と2台のBF151mkIIで構成されるモニターシステムでさえ、DJに感銘を与えました。
Philip氏:「音量を好きなだけ上げても、最後まで音は本当に良かったというフィードバックをくれた人もいました。 彼らは本当に良いシステムでプレーするのを楽しんだと思います。昨年のフェスティバルではシステムがほんの少し小さく、ラインアレイではありませんでしたが、最大700人の来場者にとって問題はありませんでした。でも今年は来場者数が3000人くらいだったので、ラインアレイでPAができてとても嬉しかったです。ステージから80メートルほど離れていても、音はとてもクリアで鮮やかでした。」