ESA-PRO / Architecture & Building
NICOLAUDIE「ESA-PRO」は、EASY STAND ALONE (イージースタンドアローン以下ESA)からさらなる進化を遂げました。ESAではできなかったエリアごとの照明コントロールやより細やかなタイムスケジュール、STICKインターフェースを使用すれば組み込まれたシーンの修正が可能です。
- ZONES|ゾーン
- ショーのために複数のゾーンを設定することが可能です。例えば建物の各部屋で再生できるようシーケンスを分割することができます。
- SCENES|シーン
- 各ゾーンには、シーン(シーケンス)のリストが含まれています。これらは静的または動的にすることができ、ループに設定することができます。
- GROUPS|グループ
- このウインドウでフィクスチャーをグループ化でき、「マス目」を使用し、ポジションやシーケンス用の仮想ポジションを定義します。
- EFFECTS|エフェクト
- 静的、動的(マトリックス効果やカーブ等)な様々なエフェクトを、タイムラインにドラッグするだけで利用可能です。
- Timelines|タイムライン
- すべてのシーンがタイムラインで構築されています。ショーを構築が非常に容易になります。
- NETWORK SYNC|ネットワークシンク
- より大きな施設を簡単に制御するためには、ローカル・ネットワークで複数のコントローラを同期させてください。
ダウンロード
ESA PRO Windows版 | 公式版| 2020 /06/08 (392.1Mb) |
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取扱説明書 | nc_ESApro_mnl.pdf |
対応インターフェース
Editor|エディター
各灯体のエリア分けやシーンの作成をするセクションです。
- Areas|エリア
- 灯体のエリアを区別するセクションです。各エリアに振り分けられた灯体は、他のエリアの信号を受けることなく独立操作が可能です。また、すべての灯体を制御する[Global Area]セクションもあります。
- Scene|シーン
- ステップをまとめたセクションです。各シーン[Scene]のステップは[Time Lines]で作成します。ESAと違いTime Line 上にメモリーしていくため時間軸上で瞬時にメモリー状態が確認できます。
- Groups|グループ
- エリア分けされた灯体を区別するセクションです。
Live|ライブ
Editorで作成した各SceneをLiveで使用するセクションです
- Live|ライブ
- エディター上で作成したシーンを各エリアごと分類したセクションです。スタンドアローンで使用しない場合はこのセクションで照明の操作を行います。
- User|ユーザー
- エリア分けしていない場合、Userの箇所はGlobal Areaの表示のみとなります。
Calender|カレンダー
各シーンを月/日/時に振り分けて信号を出力させるセクションです。
- カレンダー
- シーンからカレンダーへドラック&ドロップするだけで操作は完了です。
- 表記
- カレンダーの表記はDay・Week・Monthのいずれからお選びいただけます。
- 注意
- ボックス自体にタイマー電源がついているわけではありませんのでご使用の際は常時電源が必要となります。
Stand Alone|スタンドアローン
シーンをコントロールボックスにメモリーするセクションです
- 操作
- シーンをドラッグ&ドロップし振り分けていく作業のみです。振り分けが完了したら[WRITE THE INTERFACE MEMORY]のボタンを押せばインターフェースボックスにデータが書き込まれます。
- シーン
- エリアごとに分けられたシーンが表示されます。エリアの選択は[Areas]をクリックして表示させます。
- ページ
- インターフェースボックスは、A・B・C・D・Eの5つのページがあり、そのページごとにエリア分けすると非常に便利です。
Tools|ツール
SLESA-U7、STICK、SUITE2−FC をDMXレコーダーとして使用できます。ソフトウェアのESA-PRO をダウンロードした際に[Tools]と呼ばれるコマンドもあわせてダウンロードされています。ファームウェアのアップデートなどが行えます。
- 操作方法
- Toolsを開き、[DMX Recorder]を選択します。外部操作卓をインターフェースボックスに接続します。[REC]ボタンを押し、メモリーしたい長さで停止させます。[WRITE]ボタンでインターフェースボックスに書き込むだけで終了です。SLESA-U7、SunliteSuiteは赤外線受光部をボックス内に備えています。市販の赤外線リモコンを認識させることでワイヤレスコントロールが可能です。
FAQ
ESAで複数のシーン(キュー) を走らすことは可能ですか? |
ESA-PROであれば同時に5個まで走らせることが可能です |
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ムービングライトは 制御できますか? |
内蔵されたFXマネージャーにより複雑なパン/チルトのコントロールが容易にできます |
DMXレコーダーとして 活用ができますか? |
別途インストールされるToolsでDMXレコーダーとして運用が可能です。 |
音の同期はできますか? | 外部のIN/OUTポートを利用して、音声レコーダーと同時にトリガーを入れることをきっかけにして同期することが可能です。 |
汎用の赤外線リモコンで シーンの呼び出しはできますか? |
ESA-U7及びSTICK U1では赤外線ポートが標準で装備されており汎用リモコンを認識、セットアップすることにより可能になります。ただしDSB32-U7では使用できません |
機材塾アーカイブ
2016年07月20日に行われた機材塾「ESA Proセミナー」のアーカイブ動画です