キーストーン補正について

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キーストーン補正とは


キーストーン補正(Keystone Correction)とは、プロジェクターが投影面に対して斜めから照射された際に生じる「台形歪み」を修正するための処理です。
GOBOを使用する際、設置スペースの制約などで正面から投影できない場合、円形のロゴや文字が台形に歪んで見えることがあります。
この歪みをあらかじめ補正したデザインデータにすることで、実際の投影時に正しい形(真円や水平な文字)で表示されるように調整します。

補正の流れ

当社では、より正確な補正を行うためにキーストーン補正専用の貸出用GOBOをご用意しています。
実際の投影環境で撮影していただいた画像をもとに、最適な補正を行います。

【STEP 1】貸出GOBOのご依頼

ご注文またはお見積りの際に、「キーストーン補正を希望」とお申し付けください。
専用のキーストーン補正確認用GOBOをお貸出しいたします。

【STEP 2】実際の設置環境で投影・撮影

お客様の実際の設置場所(投影距離・角度・高さなど)で貸出GOBOを投影し、スクリーンまたは壁面に映ったをものを撮影してください。

・スマートフォンで撮影して構いません
・できるだけ正面から撮影してください(画面全体が写るように)
・可能であれば、投影距離・角度・高さの目安もお知らせください

【STEP 3】撮影画像を弊社へ送付

撮影した画像をメール(info-mail@e-spec.co.jp)にてお送りください。
画像をもとに、GOBOデザインデータを最適なキーストーン補正形状に調整します。

【STEP 4】補正後データの確認・製作

補正後のデザインをお客様にご確認いただき、問題がなければGOBOを製作いたします。

注意事項

1.補正は撮影環境に基づいて行うため、設置位置が変わる場合は再補正が必要となる場合があります。

2.キーストーン補正により歪みは修正されますが、照度のムラやピントの深度差までは補正できません。斜め投影の場合、一部が暗くなったり焦点がずれることがありますが、これは光学的に避けられない現象です。

3.貸出GOBOは形状確認を目的としたサンプルです。お客様側での常設や実使用はご遠慮ください。

4.撮影時は、投影面ができるだけ平面であることをご確認ください。曲面や凹凸のある面では補正精度が低下します。

5.補正作業の有無により、納期が1〜2営業日程度延びる場合があります。

6.撮影データが不明瞭な場合は、追加のご確認をお願いする場合があります。